この記事を読めばわかること
- 金魚を飼うために絶対に必要なアイテム(7つ)
- あると便利なアイテム(3つ)
- 水槽のセットアップ手順(ステップ別)
- 金魚を長生きさせるための基本ポイント
お祭りの金魚すくいで金魚をゲットしたり、ペットショップでかわいい金魚を見つけたりして、「飼ってみたい!」と思ったことはありませんか?
あおてんでも、いざ飼おうとすると「何を買えばいいの?」「どんな準備が必要なの?」と迷ってしまいますよね
金魚は、正しいアイテムさえ揃えれば、初心者でも簡単に飼育できる魚です。
この記事では、金魚を飼いはじめる前に揃えておくべきアイテムを、その理由とともにわかりやすく解説します。



「何を買えばいいかわからない」という方が「これだけ揃えれば大丈夫!」と自信を持って準備できるよう、ひとつひとつ丁寧に説明していきますね
まず結論!金魚飼育に必要なアイテムはこの7つ
結論からお伝えすると、金魚を飼うために最低限必要なアイテムは次の7つです。
- 水そう(金魚が生活するおうち)
- ろ過フィルター(水をきれいにする装置)
- エアーポンプ(酸素を送り込む装置)
- 砂利(底砂)(水槽の底に敷く砂)
- カルキ抜き剤(水道水を安全な水に変える液体)
- 金魚用のエサ(専用フードを用意しよう)
- 水温計(水の温度を測る道具)
この7つがあれば、金魚を安全に飼い始めることができます。



それぞれについて、「なぜ必要なのか」「どんなものを選べばいいのか」を詳しく解説していきます
アイテム①:水そう


なぜ水そうが必要なの?
金魚には、きちんとした「おうち」が必要です。
「金魚鉢じゃダメなの?」と思う方もいるかもしれません。



実は、金魚鉢は見た目はかわいいのですが、長期間の飼育にはあまり向いていません
理由は、水の量が少ないため水温や水質が変化しやすく、金魚にとってストレスになりやすいからです。
金魚を健康に長く飼うなら、ちゃんとした水そうを選びましょう。
どんな水そうを選べばいい?
水そうを選ぶときのポイントは「サイズ」です。
- 金魚2〜3匹なら、約30〜45cm水槽(水量10〜20L程度)
- 金魚5〜6匹なら、約60cm水槽(水量30L程度)
金魚は思っている以上に大きくなります。お祭りですくったときは3〜5cmでも、成長すると10〜15cmになることも!



最初から少し大きめの水槽を選んでおくと、後で買い替える必要がなくなります
また、水槽は必ず専用の水槽台や丈夫な台の上に置きましょう。水が入った水槽はかなり重くなります。60cm水槽に水を入れると、重さは70kg以上になることもあります。



ふつうの棚では壊れてしまう危険があるので注意してください
置き場所にも気をつけよう
水槽を置く場所も大切です。
- 直射日光が当たる場所はNG:コケが生えやすく、水温が急激に上がることがある
- エアコンの風が直接当たる場所もNG:急激な温度変化は金魚に大きなストレスを与える
- テレビや音楽スピーカーの近くもNG:振動が金魚のストレスになる
窓からほどよく離れた、室内の安定した場所に置くのがベストです。
アイテム②:ろ過フィルター


なぜろ過フィルターが必要なの?
金魚はほかの魚に比べて、たくさんエサを食べてたくさんフンをします。そのため、水槽の水が汚れやすいという特徴があります。



水が汚れると、金魚は病気になったり、最悪の場合は死んでしまうこともあります
ろ過フィルターは、水槽の水をきれいに保つためのとても重要な装置です。
ろ過フィルターには次の2つの働きがあります。
- 物理的なろ過:フンや食べ残しを取り除く
- 生物的なろ過:目に見えないバクテリア(微生物)が、水の中の有害な物質を分解してくれる
どんなフィルターを選べばいい?


初心者さんにおすすめなのは、外掛け式フィルターか投げ込み式フィルターです。
外掛け式フィルターは水槽の外側に取り付けるタイプで、水流が比較的やさしいため金魚に向いています。



設置も簡単で、初めてでも安心して使えます
投げ込み式フィルターは水槽の中に入れるタイプで、金魚のフンを底に集めやすく、水流がとても緩やかです。ヒレが長い琉金(りゅうきん)などにもおすすめです。



注意点として、水槽を立ち上げたばかりのころは、まだバクテリアが繁殖していないため、水が白くにごることがあります
これは正常なことで、時間がたつにつれて安定してきます。
アイテム③:エアーポンプ
なぜエアーポンプが必要なの?
金魚も人間と同じように、生きていくために酸素が必要です。エアーポンプは、水の中に空気(酸素)を送り込む装置で、エアレーションとも呼ばれます。
特に夏場は水温が上がると水の中の酸素が少なくなりやすいため、エアーポンプはとても大切な役割を果たします。
エアーポンプを使うと、ぽこぽこと泡が出てきます。



この泡が水面を揺らすことで、空気中の酸素が水に溶け込んでいく仕組みです
フィルターとの組み合わせが大事
外掛け式フィルターなどの場合は、フィルター自体がある程度の酸素供給もしてくれますが、夏場や金魚の数が多いときは別途エアーポンプを追加するのが安心です。



エアーポンプには「エアストーン」という細かい泡を出す石をつなぐことで、より多くの酸素を効率よく供給できます
アイテム④:砂利(底砂)
なぜ砂利が必要なの?
「砂利は見た目のためだけでしょ?」と思っている方も多いかもしれませんが、実は砂利にはとても重要な役割があります。
砂利の表面には細かい凸凹がたくさんあって、その部分に水をきれいにするバクテリアが住み着きます。



砂利があることで、ろ過バクテリアが増えやすくなり、水質が安定しやすくなるのです
また、水草を水槽に入れるときの固定にも使えます。
どんな砂利を選べばいい?
初心者さんには、「五色石」や「大磯砂(おおいそすな)」がおすすめです。洗いやすく、バクテリアも住み着きやすいです。



最近はカラフルな砂利も売られていて、金魚の色を引き立てておしゃれに見せることができます
好みに合わせて選んでみてください。
砂利を使うときの注意点は、必ず水でよく洗ってから水槽に入れること。洗わないと細かいゴミや汚れが水槽に入り、水が濁ってしまいます。洗うときは洗剤を使わず、水だけでしっかり洗いましょう。



砂利の厚さは、水槽の底全体に2〜4cmが目安です
厚すぎると掃除がしにくくなってしまいます。
アイテム⑤:カルキ抜き剤
なぜカルキ抜きが必要なの?
「水道水をそのまま使えばいいんじゃない?」と思う方も多いと思います。でも、水道水には塩素(カルキ)や重金属などの物質が含まれており、金魚にとって有害なのです。
金魚は体の表面を薄い粘膜で覆っています。この粘膜が、金魚を病気や環境の変化から守るバリアになっています。水道水に含まれる塩素は、この大切な粘膜を傷つけてしまいます。
カルキ抜き剤(液体タイプが多い)を使うことで、水道水を金魚にとって安全な水に変えることができます。
使い方
使い方はとても簡単です。水換えをするときに、新しく入れる水にカルキ抜き剤を数滴たらすだけ。商品によって必要な量が違うので、パッケージの説明を読んで正しい量を使いましょう。
アイテム⑥:金魚用のエサ
なぜ金魚専用のエサが必要なの?
金魚は雑食性で、口に入るものなら何でも食べようとする食いしん坊な魚です。でも、だからといって何でもあげていいわけではありません。
金魚専用のフードには、金魚の体のことを考えた栄養素がバランスよく含まれています。消化しやすく設計されているものが多く、金魚の健康を保つのに役立ちます。
また、金魚は「胃」を持たない魚です。



食べたものをそのまま消化吸収するため、消化しやすいエサを選ぶことがとても大切です
エサのあげすぎに注意!
金魚のエサで最もよくある失敗が「あげすぎ」です。



筆者もエサをあげすぎて、何度も失敗しました
金魚はいつもお腹をすかせているように見えるため、ついたくさんあげてしまいがちですが、食べ残したエサは水を汚す大きな原因になります。
目安は、1回で1〜2分以内に食べきれる量を、1日1〜2回。「少し物足りないかな?」くらいがちょうどいいです。
アイテム⑦:水温計
なぜ水温計が必要なの?
金魚の飼育に適した水温は**15〜28℃**です。この範囲を大きく外れると、金魚の体調に影響が出ます。
特に水温変化には弱く、わずか4〜5℃の急激な変化でも金魚に大きなダメージを与えることがあります。夏の暑い日や冬の寒い日は、水温が急激に変わりやすいので注意が必要です。
水温計があれば、毎日水の温度をチェックして、異常な変化にすぐ気づくことができます。アナログ式の水温計は安価で手に入り、初心者にも扱いやすいのでおすすめです。
あると便利なアイテム3選
必須ではありませんが、あるとより快適に金魚を飼育できるアイテムも紹介します。
① ヒーター(冬場にあると安心)
金魚は5℃以下になると冬眠状態に入ります。冬眠中はエサをあげる必要がなく、水質も悪化しにくいのですが、初心者さんにとって冬眠の管理は難しいため、ヒーターを使って通年同じ温度で飼育する方が失敗が少ないです。
ヒーターを使うと、年中エサをあげてコミュニケーションを楽しめるというメリットもあります。
② 水草・飾り
水草は見た目をきれいにするだけでなく、金魚の隠れ家になったり、光合成で酸素を出したりという効果もあります。ただし、金魚は水草を食べてしまうことが多いので、定期的に新しいものに交換する必要があります。
人工水草(偽物の水草)なら食べられないので、見た目重視の方にはおすすめです。
③ ふた(フタ)
金魚は意外とジャンプします。水槽のふたをしておくと、金魚が外に飛び出してしまう事故を防げます。水が蒸発しにくくなり、ホコリも入りにくくなるのでおすすめです。
いよいよ金魚を迎えよう!水槽セットアップの手順


アイテムが揃ったら、いよいよ水槽のセットアップです。手順を追って説明します。
ステップ1:水槽と砂利を洗う
水槽と砂利は、使う前に水でしっかり洗いましょう。洗剤は絶対に使わないでください。洗剤が少しでも残ると金魚に毒になります。
砂利は特にしっかり洗います。洗い終わった砂利を水槽の底に2〜4cmの厚さで敷きます。
ステップ2:水槽に水を入れる
カルキ抜き剤を使って、水道水を金魚に安全な水に変えます。



水槽に水を入れるときは、砂利が崩れないよう、ゆっくりと静かに入れよう
水を入れながら、ろ過フィルターやエアーポンプをセットします。
ステップ3:フィルターを動かして水を安定させる
金魚を入れる前に、1〜2日フィルターを動かしておくと、バクテリアが少しずつ定着しはじめます。
ステップ4:金魚を水槽に入れる(水合わせ)
ここが一番大事なステップです。金魚を買ってきてすぐに水槽に入れてはいけません!
金魚が入っている袋のまま、30分以上水槽に浮かべておきます。こうすることで、袋の中の水と水槽の水の温度が少しずつ同じになっていきます。これを「水合わせ」といいます。



水温が合ったら、袋の口を開けて、袋の水が少しずつ水槽の水と混ざるようにして、最終的に金魚だけを水槽に移します
袋の水はそのまま水槽に入れないようにしましょう。
金魚を長生きさせるための3つの基本
最後に、金魚を長生きさせるためのポイントをお伝えします。
① 定期的な水換えをしよう
水換えは、金魚の健康を守るためにとても大切なお世話です。



ろ過フィルターがある場合、1〜2週間に1回、水槽の水の3分の1程度を換えるのが目安です
全部の水を一度に換えると、バクテリアがいなくなってしまうので注意してください。
水を換えるときは、新しい水にカルキ抜き剤を入れ、水温が水槽の水と大きく変わらないように調整してから入れましょう。
② 毎日金魚の様子を観察しよう
金魚は言葉で体調を伝えることができません。毎日観察して、異変を早く見つけることが大切です。
次のような症状が見られたら、体調不良のサインかもしれません。
- 底に沈んでじっとしている
- 水面でぱくぱくしている(酸素不足のサイン)
- 体の表面に白い点がある(白点病の可能性)
- ヒレがボロボロになっている(尾ぐされ病の可能性)
異変に気づいたら、水質チェックや水換えをしてみましょう。
③ ストレスを与えない環境を作ろう
金魚もストレスを感じます。次のことに気をつけて、金魚がのびのびと過ごせる環境を作ってあげましょう。
- 水槽をバンバン叩かない
- 水槽の近くで大きな音を立てない
- 1つの水槽に金魚を詰め込みすぎない
- 水温を急激に変えない
まとめ
この記事では、金魚を飼いはじめるために必要なアイテムを、PREP法(結論→理由→具体例→まとめ)の考え方に沿って解説してきました。
最後にもう一度まとめます。
金魚飼育に必要な7つのアイテム
| アイテム | 役割 |
|---|---|
| 水槽 | 金魚が生活するおうち。30〜60cmサイズがおすすめ |
| ろ過フィルター | 水をきれいに保つ装置 |
| エアーポンプ | 酸素を水に送り込む装置 |
| 砂利(底砂) | バクテリアが住み着き、水質を安定させる |
| カルキ抜き剤 | 水道水を金魚に安全な水に変える |
| 金魚用エサ | 金魚専用の栄養バランスに優れたフード |
| 水温計 | 水温をチェックして急激な変化を防ぐ |
金魚は正しい環境で飼えば、10年以上生きることもある長寿な魚です。最初の準備をしっかり整えて、毎日の水換えや観察を続けることで、きっと元気な金魚と長く一緒に暮らすことができますよ。
ぜひこの記事を参考に、楽しい金魚ライフをスタートさせてみてください🐟
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