言い方がよくないかもしれませんが、筆者の実家はゴミ屋敷です。笑
今まで何度もそのことで実家と話し合いをしてきました。ですが、なかなか上手くいきませんでした。
誰かが片付けを手伝うと少しは片付くのですが、しばらくするとまた散らかる…この繰り返しなんです。
このやりとりが疲れるんです(笑)
今も実家に帰ると、散らかってるのが気になってくつろげないんですよ。
なので実家に帰ると、気分が悪くなってしまったり、怒りたくないのに怒ってしまう時もあって…こんなときはもう最悪です。笑
ゴミ屋敷からの脱出計画を早く読みたい方は、まとめ記事の前にありますので、途中は飛ばしてください。
実家や自宅が散らかってるのを片付けたい方は、何かのヒントになると思います!
・実家もしくは自宅が散らかっているのをなんとかしたい
・ゴミ屋敷になる過程に興味がある
・この記事を見ると、筆者が実家のゴミ屋敷とどのように戦ってきたかがわかります。笑
うちの実家はゴミ屋敷 片付けヒストリー
筆者の実家には、いま筆者の実の母親が一人で住んでおります。母親は昭和25年生まれで、物があまりない時代に育ってるからか、「もったいなくて捨てられない症候群」という感じです。
ぶっちゃけ、うちの実家より散らかった家をあまり見たことがない(笑)
このゴミ屋敷具合は筆者が子供の頃から、その要素を発揮していました。うちの母親は誰かが片付けないと自分では片付けができない人なんです。
最初に実家の片付けに取り組んだときは、とにかく捨てて良いものを聞いて、「取っておきたいけど絶対に使わないだろう」という物、ありますよね。それを捨てる説得をしながら片付けます。笑
それでゴミが出るは出るは…
大量のゴミの中に住んでると言うことは、衛生面も悪くなってしまうので、健康上も心配になってしまいますし、良いことなんてひとつもないですよ。
やっぱり健康上にも良くないと思うと、何とかしなくちゃだよね〜
まだ大切に保管してある物はだいぶマシなんです。実家の母は保管方法も良くなくて保管期間長いので、結局ゴミになってしまうのです。残念な話です。笑
履いてない靴は硬くなって履けなくなりますし、バッグも色が変わってしまって絶対に使えない古さがわかる見た目になってしまいますし、当然すぐ傷んでしまいます。
結局これらすべてゴミになります。
使ってあげないと物もかわいそう!
そんな状態で、実家の母にどうにか片付けて欲しいといくら頼んでも、片付かない日々が続いていました。
そして代わりに片付けてあげると、しばらくは片付いてるんですけど、しばらくするとまた散らかる。この繰り返しでした。
こちらは衝撃映像かもしれません…これは玄関のドア付近の写真です。この写真の、右側にドアがある感じです。
お目汚しで本当に申し訳ございませんm(_ _)m笑
散らかった実家の玄関
うちの実家の母は、こんな風にどこにでも物を置いて積み上げていってしまうのです。そしてこの玄関の写真、反対側も散らかっています。
この玄関の真上に2階部分があって、玄関の屋根みたいになっているのですが、一応外になりますし、長く置いてると傷んでダメになってしまいます。
なぜかここに洗面器まで置いてあり放置期間が長かったせいか、筆者が捨てようと手に持っただけで「パリパリパリッ」と粉々に割れてしまいました((((;゚Д゚)))))))ヒィィ!って感じです。笑
間違いなくここにあるものは、全部ゴミ(早く気付いてほしい)
そして(写真の左側の)傘立ての中に、ほうきが3つも入ってるのも謎です。笑
こんな感じで掃除なんてほとんどしないのに、掃除道具があちこちにあります。
このほうきが入ってる傘立ては、木製で長年外に置いていたせいで、枯葉やごみで底の方は汚なくなっていて、もちろん処分しました。笑
ゴミ屋敷になる大きな原因その1 物が捨てられない
筆者の実家がゴミ屋敷なのは、間違いなく「物が捨てられないことが大きな原因」です。断言します。
たとえば、実家のトイレに入るじゃないですか。そうすると、種類が違うトイレの洗剤が5〜6本は置いてあるんです。(狭い和式トイレで、わりと便器のすぐ近くにです。はっきり言ってトイレを使うのに邪魔です。)
でも面白いことに、そんなに頻繁にトイレ掃除をしてるような感じはないんです。笑
筆者はミニマリストの動画にハマった時期がありまして、数年前に『ウタマロクリーナー』に洗剤を変えました。
ウタマロクリーナーは、お家のお掃除これ1本でOK!っていう画期的な洗剤なので、洗剤を何個も買わなくていいんです。それでウタマロクリーナーの詰め替え用をひとつストックしてるぐらいです。それだけでもトイレがスッキリします。
ドラッグストアやホームセンターなど、ウタマロクリーナーが置いてあるお店は多いので一般的にも人気なんでしょうね〜ただ、「詰め替え用」が置いてないことがよくあります
ウタマロクリーナー本体詰め替え2個セット。
送料無料。
これ1本で、トイレ・キッチン・お風呂など色々なところに支えて便利です!
日本製で、しつこい油汚れ、水アカ、湯アカ、手アカもしっかり落とす中性洗剤です。生分解性がよく環境にやさしい洗剤です。
ゴミ屋敷になる大きな原因その2 物を大切にしない
なんだかおかしくないですか?ゴミ屋敷になる大きな原因その1が『物を捨てられない』って一見、物を大切にしてそうじゃないですか?…でも実は違うんです。
物を捨てるのがつらいから、
物を大切にする→物をあまり捨てなくて済む
このサイクルになるのが一番健全だと思いませんか?
「安いから買う」というスパイラルから抜け出さなくては、一生片付きません
実家の母の場合は、物は捨てられないんだけど本当に大切にしている物もほとんどないんです。
なぜかというと、そんなに高価な物を持ってないですし、欲しい物があってもガマンして買わないんです。(それが物を大切にできないことにもつながってそうですけど)掃除も物のお手入れもあまりできないタイプなので。
実家の母みたいな人って少ないと思うのですが、このようなタイプの人は物を買ってもお手入れできないので、「レンタル」がいいと思います。
レンタルして使い終わったら返却すればお手入れしなくて済みますし、結果その方が購入するよりお金もかからないと思います。
ラッキーなことに、今はレンタルやサブスクが多いからいいかも〜
なぜかと言いますと、筆者が昔途中で乗らなくなった車も、他の身内が母に安く譲った車も、洗車も車内の掃除もほぼしないので、早く傷んでしまって結局相場より早めに廃車になったんです。
車の中も掃除してないですし、筆者が洗車を手伝ったとき以外は、自分で1回も洗車してないんじゃないかなと思うぐらい汚かったです。
ゴミ屋敷になる大きな原因その3 自分を客観的に見れない
自分のことを客観的に見れないから散らかしてしまうというのは、人にどう思われるかよりも目の前のガラクタのことを信じている。そんな気がします。
結局「物」に執着してしまってる
それは、その「物」は何でもいいんです。買ったときの「値段」で考えるてるんです。物は買ったときの値段はそのときがピークです。(ここではプレミアがつく物は、一旦話は置いておきます)
それから時間が経つにつれて古くなって、もうゴミをお金を出して引き取ってもらわないといけないレベルになっていることにまだ気付いていません。
こういう値段で考えてしまうと、買い物に行っても「必要だから買う」ではなく、「安いから買っとこう」が優先されちゃう
でもこれは変えられなくて、自分が気付くしかないんです。
実家の母はまだ現役で仕事をしていて商売をやってるので、よく人と会う機会が多いのです。趣味もたくさんあって、よく出かけています。
筆者はこれは、家の居心地が良くないからよく出かけているんだと思っています。自分では気付いてないと思いますけど。散らかっている家にいても疲れは取れにくいですから。
余談ですが、「物の周波数」という話を聞いたことがありますか?物にも周波数があって、それが散らかってる家にはたくさんあるわけです。散らかってる家にいたくないから、帰りたくなくなったり、家をあけがちになるんですよね。
居心地がいい家なら長く家にいたいもんね〜
物をどこに置いたかわからなくなる
例えば「ハサミ」って家に何個もいらないですよね?でも実家にはたくさんあるんです。用途や種類が違うならまだしも、どれも同じような安物ですよ。これはハサミを探して見つけられなくて買って、というのを繰り返してたらそこまで増えた感じです。
鍋も10個以上ありますし、食器も大量にあります。実家の母は、一人暮らしですよ。
いつそんなに使うの?っていつもいうんですけど、捨てられないんですよね(苦笑)
掃除機だって、大小合わせて何個も持ってます。でも使ってみたら、どれも古くて吸引力が弱くて吸わないんです。笑
片付けが苦手なのは筆者も同じだった
あまりにも実家が汚いので、早く実家を出たくて、実家を出て働くようになってから気付いたのですが、やはり『蛙の子は蛙』なのか、実は筆者も片付けが得意ではないんです。笑
一人暮らしで引越しのときになんと大小合わせて60箱も荷物があったんです。
このとき筆者は20代、それがきっかけで物をなるべく持たない生活に憧れてミニマリストのYouTubeにハマりました(笑)
引越しで荷物が多いとその分お金がかかりますよね?そして人から頂いた物で、使ってないエアロバイクと大きな水槽があったんです。それを引越しの時に処分したのですが、これが結構な金額とられるんです。
今はジモティーとかあるので必要な人に取りに来てもらったりできますが、その頃は知らなかったので、置いてたスペースも処分代ももったいなかったですね。笑
そういう苦い経験をしたからこそ、どうすれば無駄が少なく、スッキリした生活が送れるのか勉強するようになりました。
自分で物をどこに置いたかわからなくなるのも嫌でしたね。これじゃ実家の母と同じじゃないかと思ってしまうので、絶対に整理したかった。
というわけで、この後本題に入ります。どのようにすればスッキリ快適な生活が送れるかを勉強して、自分でも実践した結果、今はこうした方がいいという結論です。
ゴミ屋敷からの脱出計画
やっと本題に入りました。笑
結論から言いますと、
「片付けができない人は、なるべく物を置いてはいけません」
片付けって誰でもできるわけではないんですよね。そういうセンスがある人にお金を出して頼めば、綺麗にはしてもらえると思うのですが、片付けができない人はおそらく元々置いてあった場所に戻すことができません。
なので、できるだけ物を置かないようにしていくことが必要なのですが、物が多すぎる場合は日数を分けて今日はここの部屋とこの部屋、みたいに部屋ごとに片付けていくことがおすすめです。
ゴミ屋敷を片付けるのは、何日もかかります。丸1日使えない日が多いなら1〜2週間でも足りないかもしれません。
ここでひとつ注意することがあります
うちなら実家の母ですが、本人が「片付けたい」「片づいた部屋で過ごしたい」と思ってるかどうかを聞いて、片付ける許可を得てから片付けてくださいね。
片付けって心理的なものもすごく関係していると言われています。勝手に気に入ってる物を捨てて、人間関係にヒビが入ってしまっては本末転倒です。
捨てるときもなるべく聞いてから捨ててあげてくださいね。
とにかく捨てまくる
とにかく、捨てて捨てて、捨てまくらないといけません。本人はすごく嫌がるかもしれませんが、使ってなくて捨てられるものはなるべく捨てましょう。
片付くと思って買った「100円ショップのカゴ」などの収納グッズなんかも、なるべく捨てた方がいいです。
容器があると、それに物を入れるようになるのでさらに散らかっちゃう
物の定位置を決める
基本的にはこの定位置を決めてください。
・書類、ボールペン、ハサミ、ガムテープ、接着剤、封筒など
・食器、グラス、タッパー、お箸、スプーン、鍋、フライパン、お米など
・靴、帽子、傘、洋服、下着、コート類、バッグ類など
テープに物の名前を書いて、その場所に貼ります。そして使ったらそこに物を戻す習慣をつけてもらいます。
こうやって物に定位置を決めてあげるだけで全然違います。
見えるところに張り紙をする
人は忘れる生き物です。見える目立つところに、これを貼ります。ご自分の好きに変えてもいいです。
いつも目にするところがいいので、トイレに貼ってもいいです。しかも額縁に入れるとより見てもらえます。笑
・物を使ったら、元の位置に戻す
・必要な分だけメモして買い物に行き、それ以外は買わない
・買い置きは1個まで
・「安いから買う」のはやめる
・2シーズン着てない服は捨てる
・必要のないものはもらわない
・何かを買ったら古くなった物を捨てる
同じ物が2つ以上がある場合は基本捨てます。これで入ってくるものを減らします。ルールを決めないと、いつまで経っても片付きません。
いらないものは気合を入れて、一気にやらなければいけません。買った値段のことを考えると捨てるのがつらいかもしれませんが、この痛い思いをするからこそ人は無駄遣いをやめようと思うのです。
それに片付けのプロに頼んだ場合は、かなり高額です。YouTubeなどで見ましたが、ゴミ屋敷を片付けるのは、数十万です。
汚部屋にしていたために床下など家自体が傷んでた場合は、7桁いく可能性もあります
それを考えたら、頑張って身内でなんとか片付けた方がいいと思うのですがお財布の状況は人それぞれで、体がそんなに使えない方もいらっしゃると思うので、最後の手段はもうプロに頼むのが良いでしょう。
筆者も最後の手段はそう思ってます。
最安8,000円(ワンルーム程度)〜
まとめ
ゴミ屋敷からの脱出、まだ実家のゴミ屋敷は脱出できていませんが、これは代わりに片付けても、実家の母がまた散らかしてしまうことに原因がありました。
人を変えることはできないので、「代わりにやってあげる」そして「物が増えないように教育する」この2つです、解決策はこれしかないと思っています。
片付けてあげると、家の居心地が良くなるので、居心地が悪くて出かけることはなくなりますよ。何より、片付いた自宅で気分よく過ごせることは素晴らしいことです。